2021年の末に初めての子どもが産まれました。妊娠中の妻のつわりがとてもしんどそうだったので、
- 夫から見たつわりのしんどさ
- 妻から聞いたつわりのしんどさ
- 夫から出来るサポート
についてまとめたいと思います。
あくまでも我が家のケースですが、一例として参考にしていただければと思います。
特に、奥さんの妊娠が分かったばかりの男性は、つわりも含めて女性の変化についていけるかどうか不安ではないでしょうか?我が家のケースだけに留まらず、色々なケースを前もって知っておくことで心理的にも準備ができると思います。
夫から見たつわりのしんどさ
とにかくずっと気持ち悪そう
本当に見ているのも辛いくらい、気持ち悪そうにしていました。実際には調子の良い日もあったので、”ずっと気持ち悪そう”というのは語弊がありますが…。
ベッドに横になっていてもしんどそうでした。妻もどうしたら気持ち悪さがなくなるか分からないようで、(気持ち悪さに対しては)こちらも何もしてあげられず申し訳ない気持ちでいたことを覚えています。
食べ物の嗜好がめちゃくちゃ変わった
いろいろな人から聞いていた通り、食べられるものが極端に減りました。大好物だったはずなのに、見るのも嫌だというものも。ひどいときは、テレビでよくある料理の紹介も見れないということもありました。
逆に、今までは全く食べたがらなかったものを食べ出したりと、食べ物の嗜好は急変しました。
妻も、何を食べたいのか・何なら食べられるのかが良くわからないときがあり、そんなときは一緒にスーパーに言って色々な食材を見て回っていました。
痩せた
食事の量もかなり減ってしまい、どんどん痩せてしまいました。減少のピークでは、妊娠する前より体重が5%近く減ってしまったので、入院の一歩手前まで行きました。この頃から少しずつ食べられるようになり、何とか入院を免れたという感じです。
臭いにとても敏感になった
よく聞くパターンですが、臭いにとても敏感になりました。妻はどちらかというと嗅覚は鈍い方だったのですが、妊娠中は「この臭いダメ…」という事が多かったです。
特に、
- 生ゴミ
- 炊きたての白米
- 飼っている犬
がキツいと言っていました。生ゴミとかは誰でも苦手だとは思いますが、妻は妊娠する前は全く臭いを気にせずゴミをまとめたりしていたくらいです。しかし、妊娠中はキッチンに近づくこともできないほどに敏感でした。
うちの場合は、夫(つまり僕)の臭いに対しては平気だったようです。夫の臭いも気持ち悪く感じるようになる人が多いという話を聞いていたので、ここは助かりました。(つわりとは言え、自分の臭いが気持ち悪いって言われるのは傷ツキマスヨネ…)
少し情緒が不安定に
情緒が不安定になる人が多いようですが、うちの妻はそこまで情緒不安定にはならなかったように思います。妊娠する前に比べると確かに気分の浮き沈みをするようにはなったのですが、こちらが対応に困るほどのことはありませんでした。妻がつわりでしんどい中、がんばって気持ちをコントロールしてくれたのかもしれません。
日によって体調が全然違う
僕から見た妊娠中の妻の様子を挙げてみましたが、毎日ずっとこんな感じというわけではなく、日によって調子が良いという日もありました。重い時は本当に一日中ベッドから出られないようでしたが、元気な日は買い物に出かけたり、お茶をしたりすることもできました。
とはいえ、数時間前までは元気だったのに今はとても調子が悪い…というときもありました。本当に人それぞれだとは思いますが、本人も調子の良し悪しは読めないようで、とても苦労していました。
妻から聞いたつわりのしんどさ
食べづわりと吐きづわり
一言につわりと言っても、いろんなパターンがあるようです。妻の場合は、食べると吐いてしまう「吐きづわり」と、お腹が空くと吐いてしまう「食べづわり」が混じったような感じでした。
お腹が空くと気持ち悪くなってしまうけど、特に食欲も湧かない。でも痩せ過ぎてしまって入院の一歩手前まで来てしまったので、何とか食べるようにした。頑張って食べても全て吐いてしまうこともあって、死ぬほど辛かったとのこと…。
口の中が気持ち悪い
他にずっと言っていたのは、口の中が変な感じがして気持ち悪かったことだそうです。歯を磨いても水を飲んでも、口の中の変な感じは消えず、とてもストレスだと言っていました。出産した日から口の中の変な感じはなくなり、それが一番嬉しかったようです。
いつまで続くのか…という絶望感
出産というタイミングは見えているものの、先が長すぎて終わりが見えないことが辛かったと言っていました。
産婦人科に相談しても、つわりの時期は人それぞれだから…としか言われず…。一応、点滴を打ってもらえるのですが、妻にはあまり効き目がありませんでした。点滴を打ってから1~2日くらいは調子が良くなるのですが、それ以上は効果が続かなかったようです。
夫からできるサポート
妊娠中の身体の変化について知る
妊娠中の女性の変化は、男性からは想像も出来ないくらい大きなものだと思います。ですので、前もってこんな変化が生じる可能性があるんだということを知っておくべきです。準備とはいかないまでも、心の準備ができるだけでもだいぶ違うはずです。
できる限り家事をやる
当たり前ですが、できる限り家のことをやりましょう。男性側も仕事があったり忙しいは忙しいのですが、女性は24時間休まずにお腹の中で赤ちゃんを育てています。ですので、仕事が終わったあとももう一踏ん張りして家のことをやりましょう!
実際に子どもが産まれたあとはもっと大変になります。その練習だと思って家事もある程度できるようになっておくと後が楽になるはずです。
特に臭いがする家事の優先度は高くすべきかと思います(人によりますが)。ゴミ捨てだけでなくゴミをまとめて新しいゴミ袋をセットする。簡単でも良いので料理をする、無理なら奥さんが食べられるお弁当や冷凍食品を買ってきてあげる。ペットがいる場合はその世話も全部してあげる。お家によって違うとは思いますが、僕は上記を優先的にするようにしていました。
ストレスを与えない
妊娠中の女性は情緒が不安定になりがちです。男性の言葉で必要以上に傷つくこともありますし、場合によっては一生忘れない…といったこともあるようです。
先ほども言いましたが、24時間頑張ってお腹で赤ちゃんを育ててくれていることを忘れないようにしましょう。
男性側も仕事や家事で疲れるとは思います。ですが、ここが育児の最初の踏ん張りどき。しんどそうなときは労って、元気な時は話を聞いてあげて下さい。
おわりに
今になって思い返してみても、妻が妊娠中は本当に大変でした。妻はもう二度とつわりを体験したくないと言っていますし、僕も妻ほどではないと思いますが毎日しんどかったのを覚えています。
周りの妊婦さんはみんな元気そうだとか思わないように!つわりが重い妊婦さんは外出なんでできません。あなたの目に触れる妊婦さんは、運良くつわりが軽いか、たまたま調子が良い日だっただけかもしれません。
奥さんの最大の味方は旦那さんであるはずです。二人で一緒になって出産を迎えてください。あとになって、つわりは大変だったねと仲良く思い出話ができることを願っています。
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